特定非営利活動法人「日本スクールソーシャルワーク協会」SSWAJ(Sckool Social Work Association of Japan)
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ホーム > 目 次 > スクールソーシャルワーカー・人と仕事 > 山岡 聡
「まず話を聞いてあげて」
中越地区の小中学校を回るスクールソーシャルワーカー 山岡 聡
=新潟県長岡市=
山岡 聡 学校や家庭などと連携して子どもたちが抱える問題の解決を目指すスクールソーシャルワーカー。県事業の学校派遣カウンセラーとして中越地区の小中学校を回り、教師や親、子どもと接しながら相談支援体制の構築に取り組む。
 活動は二〇〇五年から始め、現在は小中学校十一校を担当。教師や親からの相談を受けたり、教職員の研修や相談体制への提言も行う。子どもたちと大人たちとの「橋渡し役」となって、問題解決に向けた環境づくりを手助けするのが役目だ。
 精神保健福祉士として、長年精神障害者施設などに勤務し、心の問題と向き合ってきた。施設を利用する若者との出会いを通じ、「早い段階で適切な支えがあれば、苦しむ人はもっと少なかったはず」と、子どものころからの心のサポートの重要性を感じてきた。
 いじめや自殺、不登校など子どもを取り巻く現実が社会問題化される今、子どもの悩みや考えを聞いてくれる大人が周りにいない現状が気掛かりだ。「子どもは気持ちや考えを誰にも言えずにいるから、いろんなことが起きてしまう。大人はまず子どもの立場で話を聞いてあげてほしい」と訴える。
 悩む子どもに対し、率直に「周りに言いたいことがあるでしょう」と語り掛け、気持ちを引き出す。親も教師も忙しく、子どもの話を聞く余裕がないだけに、思いを言葉にできるだけで心が癒されることも少なくないという。
「子どもも大人も疲れている。家庭や学校、みんなが誰かに助けてもらって、救われる体験を通して、互いに支え合う関係をつくることから始めていきたい」と、力を込めて語った。
2007年1月10日付「新潟日報」の週一掲載の『ティータイム』より
(新潟県の長岡市や中越各地域で暮す人々を記者が訪ね、その思いを聞く企画)
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